腕時計を内側にはめる意外な理由とは・・・

B!

いつものように通勤電車に揺られ、ボーっと周りを見回していたら
ふと、目の前に立っているおばちゃんの腕時計に目が止まりました。

文字盤を手の甲と逆側にして、はめていたからです。

女性で内側にはめている人はよく見かけますが、
そもそもそうしている理由ってなんなんでしょう。

はめている皆さんもそれ相当の理由があって内側にはめているのか・・?

もしくは特に理由はないけど、習慣などからなんとなくそのようにはめているのか・・?

色々な想像が頭の中を駆け回り始めたので、ちょっち調べてみました。

すると、まずこの習慣(内側に時計をはめること)は日本独特のようで、
海外では男性はもちろん女性も、内側に時計をはめる習慣はないようです。
辿っていくと、どうやら昔の日本の女性の服装に大きな理由があったようです。

当時の日本は和服が主流で女性の和服には脇の部分に切れ目が施されておりました。
因みに、その切れ目を「身八つ口(みやつくち)」というそうです。


絵がだいぶ雑ですみません。。。

この「身八つ口」は、女性の胸の出っ張りに対しゆとりを持たせる効果があり
また、赤ちゃんに授乳する際にもその構造が大変便利だったようです。

ところが「身八つ口」は、腕を上げた姿勢だと、脇から胸が見えてしまうという問題点がありました。

そこで、女性達は腕時計の文字盤を見る際には極力腕を上げずに済むよう、
文字盤を内側にはめ手首を返すだけで確認できるようにしたのです。

それが、現代の女性においても時計を内側にはめる習慣として定着していったというわけです。

因みに僕が思いついた理由は「文字盤が傷つきにくくなる」、「女性らしさを表現している」、
「文字盤が洋服の糸などに引っ掛かって服を痛めてしまうのを防ぐ」などかな~、
と想像していましたが全然的外れだったようです。

最新の記事はこちらから