ふと疑問に・・・
人間の感情などを表現するのに、よく「虫」が
使われていますが、そもそも何故なのでしょうか。
例えば、このようなことばがあります。
虫が好かん・・・本能的に好きになれない
虫がいい・・・身勝手
虫の知らせ・・・嫌な予感
虫の居所が悪い・・・不機嫌
虫酸が走る・・・非常に不愉快な状態
腹の虫が治まらん・・・怒りがこみ上げた状態
虫の息・・・弱り切った状態
虫がつく・・・女性に好ましくない恋人ができる
このように普段からよく使われる「虫」
のついた表現ことばは色々あります。
僕自身、普段からあまり気にせず使っていますが
よくよく考えたら、「人間」のことを「虫」で
表現するのって、すごく変じゃないですか?
👮 🙎 👪 ➡ 🐛 🐜 🐝
で、色々調べてみたところ
どうやらちゃんと理由があるようです。
江戸時代の初期ごろから、人の体内には9つの虫がいて
それぞれが、病気を起こしたり、心の中の意識や
感情を呼び起こすのだと広く信じられていたそう。
それぞれが、病気を起こしたり、心の中の意識や
感情を呼び起こすのだと広く信じられていたそう。
医学も大脳生理学も心理学も発達していなかった時代で
心の変化や自分でも制御できない複雑な感情を
説明するために「虫」の存在を考えていたそう。
なるほど
「虫」と聞くと、現代ではあまり良いイメージを
持つ人は少ないかも知れませんが
昔は人間の中に「虫」が共存していると考えられ
人間にとって大変身近な存在であったのですね